製品の不具合、品質管理(TQM)では、この事象をBlack Modeとしています。今は多くの製品が海外で製造され、仕入れる側の設計仕様について製造側の都合で部品や製造工程、検査などを承認を得ずに変更(サイレントチェンジと言います)、その結果、消費者市場で事故や不具合、特に表示などのコンプライアンス違反があれば、直ちにその製品を回収しなければなりません。販路の多様化、流通の効率化による購入者までの時短など、これまではできていたことも今の超スマート社会では、あっという間に市場に排出、ネットオークションで転売されたり、住宅も投資物件として所有者は転々と変わります。
これまでは経済産業省の公表している「消費生活用製品リコールハンドブック2019 」での対応で良かったのですが、2009年に作成されたものであり、今のスマート社会には適合せず、効果も出ないと、経済産業省が2022年3月にそのことを公表しました。
製品リコールは「製品事故未然防止・再発防止」が目的です。リコールをすれば良いのではなく、その後の結果が重視されます。
社長が率先し、「ポジティブインセンティブ」という積極的な社内改革を通した体制整備を行い、それを可視化することで、国も投資家も消費者も味方にすることができます。
その可視化方法として、たとえばPL対策推進協議会の会員として、我々と一緒に製品安全社会の醸成を進める、製品にはGS1QRを表示し消費者にもわかりやすい「伝える責任」を全うすること、こんな簡単に社会の信頼を得ることができます。
良い製品とはそういう消費者事故を未然防止することの取り組みをする事業者が作り販売する商品のことです。今すぐできること、始めませんか。
安全点検アプリ「すこどっと scodt」
- 賢い経営者、社員の皆様は誰も得をしないこのような事態を過去たくさん見られてきたと思います。何度もこういうことを繰り返すならなおのこと、これまでの取り組みの改善が急務です。
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